序盤の墜落シーンからすごい描写。
リアリティにひきこまれる。
そこからは辛くて冷たい描写が延々と続く。墜落した空軍機がなぜ墜落したのかはよくわからないですが、標高4500メートルで墜落して45人の搭乗者のうち29人が命を落とさなかったのも驚きだ。そこから奇跡的に救出されたのは16人、つまり71日間も食料もない過酷な状態で30%の人が生存できたというのは普通に考えてもすごいことだと思う。
生きるために過酷な選択をした人間は、助けられた後もきっと容赦ない批評にさらされたのではないか。想像に難くない。
自らの死を感じて、自分を食べて生きてほしいという言葉は、どのように受け取られたのだろうか。
ひょっとしたらマレーシア航空機の人たちもどこかで生きていたりしたのかなとか思ったり。美しいアンデスの山々を装備もなくチリまで歩き切った二人は本当にすごいと思いました。
