このレビューはネタバレを含みます
全く話題になっていないのも頷ける。
早速2024年ワースト候補。
階級(金持ち度)の違う者同士の恋という擦られ続けたテーマと障がいを合わせた設定がとことん中途半端。
目が不自由なミカと声が出せないアオイの壁はそこまで描かれず、しれっとコミュニケーションが成立してる。
住む世界が違うんだぁは言葉にするだけ。母親と執事が出てくるだけで例えば家が大きいとか視覚的に感じられるものがない。その一方でアオイ側の底辺の解像度は高く、そちらで帳尻合わせているのだろうが…。
人物の行動もとってつけたようなのが気になる。
自殺しようと思うくらい自暴自棄なミカが頑なに夢は追い続けられるのは矛盾してない?目が不自由になったばかりなのに、一朝一夕で1人で生活できるようになってるのも疑問。
野村周平は急にいい奴になるし、まず300万払えない奴は金持ちなのか?ってかポルシェ売れよ、金の使い方どうなってんだよ。一曲5万は…どうなんだ?高いのか?
「講義まで時間があるな」のありえない独り言、筆談の「あいつは全てもっている」の「あいつ」いる?など気になる所が多々。
ラストのヘルメットをかぶるのが自由な謎の現場笑った。泥は被れるんですけどね。
まだ視力怪しい人に車椅子のハンドル握らすなよ。
ピアノのコンサート名がsilentなのじわじわくる。
浜辺美波は尊い。