けろえ

異人たちのけろえのネタバレレビュー・内容・結末

異人たち(2023年製作の映画)
4.8

このレビューはネタバレを含みます

昨年秋の東京国際映画祭に引き続き、2回目の鑑賞。

やっぱり大胆かつ繊細。2回目ということで、アダムの気持ちが更に鮮明に飛び込んできて、何回も泣きました。やっぱり傑作。

アンドリュー・スコットさん絶品でした。両親といる時は、小さい子供にしか見えない演技。素晴らしい。

ただひとつ、「アレ?」と思ったんですけれど、今回劇場公開されたものは映画祭で上映されたものと同じですかね?とあるシーンが差し替えられてるような…。気のせいかな。

そのシーンは、アダムがハリーの死体を発見するシーン。

映画祭で観たときは、アダムが毛布みたいなものをバッとめくると、ハリーの死体の腐った顔がドーン!と出てきて、「ヒェー」と思ったんですよ。なのでインパクトありすぎで記憶に残ってたのですが…。

なので、今日もそのシーンが近づくとなんだかドキドキして、身構えながら観ていたんですね。

ところが今日の鑑賞では、ハリーの死体は腕しか映ってなかったんですよねぇ…。アレ?インパクト違う…なんか拍子抜けというか。わたしの記憶が間違ってたんでしょうか…。勘違いですかねえ…。

映画祭上映バージョンをどなたかご覧になった方いらっしゃいましたら、そのシーンがどうだったか教えてくださーい!

ということで、昨年秋のレビュー↓
(いいね!していただいた方ごめんなさい🙇‍♂️)

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第36回東京国際映画祭 2023 ガラ・セレクション(アジアン・プレミア)で鑑賞。

東京国際映画祭初参加!ということで、ガラ・セレクションをチョイス。コンペ部門は敷居が高い💦今作は、来年になれば映画館でみることができますが、大好きなアンドリュー・ヘイ監督の新作ということで観てきました。

んまーひとことで言って、傑作。贔屓目入ってますけど💦大好き。泣いた。

いろんな感情の要素を織り交ぜながら、主人公の孤独を浮かびあがらせる。もうグサグサ刺さりまくり。繊細で大胆、観ている人の心を揺さぶる作品でした。ポール・メスカルの演技が絶品。

劇場公開が来年ということで、あまり細かくは書けませんが、来年のマイ・ベストテンには絶対入ってくると思います。来年公開されたら絶対再見します。

さて、初参加の東京国際映画祭の感想なども。

今回鑑賞したのは、東京有楽町マリオン11Fのヒューリックホール東京。そうです、あのTOHOシネマズ日劇1の跡地!なので、ホールがとにかくデカい。

にもかかわらず、スクリーンがものすごく小さい。映画館ではなく多目的ホールになったので、仕方ない事ではありますが、最後列のほうの方達は字幕読めたのかなアレ。

あと、900席弱のキャパのホールに対して、入場ゲートのQRコード読取係の人が3人しかおらず、入場するのに長蛇の列…。コンセもないので、飲料自販機にも長蛇の列。その割には、多数の関係者らしき人たちが手持ち無沙汰でうろうろ。ロビーには、今作の日本版立看板と海外版ポスターが1箇所だけ設置。なんか、イメージしてたのと違う…。

なんかこう、もっと盛り上げ方あるんじゃない?臨時のコンセ設置するとか、もっと映画祭らしい雰囲気だすディスプレイするとかさ!せっかくの映画祭なんだから!と思ってしまいました。ここら辺が、東京国際映画祭がイマイチ盛り上がらない理由じゃないかな、と。全然「祭」じゃないもん。あ、本編上映前に、アンドリュー・ヘイ監督の、特別メッセージが流れたのは嬉しかったです。

鑑賞日:2023年10月25日
鑑賞方法:第36回東京国際映画祭2023 / ヒューリックホール東京
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