朝田

異人たちの朝田のレビュー・感想・評価

異人たち(2023年製作の映画)
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大林版の方が好きではあるがアンドリュー・ヘイの映画の中では一番良い。基本的には抑制された演出と端正なショットで魅せるヘイらしい映画だが、大林作品のリメイクということもあってホラー、ファンタジーの要素がそこに組合わさることで今までにないような大胆な飛躍が生まれている。クラブのシーンからのバッドトリップ的な演出であったり、ベッドのシーンで違和感を徐々に視覚化していく演出など。結果的に大林版とは全く違った作品に仕上がっているが、描いている事の軸はブレていない見事な脚色だと思う。
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