カプカ

異人たちのカプカのレビュー・感想・評価

異人たち(2023年製作の映画)
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原作から主人公を監督自身と同じくクィアの男性と脚色し、一人で暮らし孤独感を抱える姿を静かに映した作品となっていて
世代が違う年下男性と昔のゲイへの扱いの違いを語り、当時言えなかった亡くなった両親へのカミングアウトを通じて過去の孤独の先にある愛を見つめる美しい映画でした。

大林監督版とはクィアという所以外も幽霊の扱いがちがっていて、大林版は幽霊が普通にいる感じだが、ヘイ監督版は主人公のイマジナリーな存在として映し、映画全体が夢の中にいるような静けさがある
そしてもう一人の隣人の描き方も違っていて、大林版も好きだけどこっちも良い映画だった。
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