はぐれ

アタラント号のはぐれのレビュー・感想・評価

アタラント号(1934年製作の映画)
2.9
初めてのジャン・ヴィゴ。詩的な表現技法が印象深い本作。水中撮影や離れた2人をオーバーラップで重ね合わせる撮影など当時では画期的だった演出が随所で光るが今見るとやはり過去の映像遺産としてしか見れない。

全編が河を舞台にしている映画は初めて見たかも。主人公の2人にさして魅力はないがその夫婦を見守る老水夫がめちゃくちゃユニークでかわいい。あんな子供の落書きのような入れ墨なんて見たことない😂飄々とピエロを演じていながら人生の酸いも甘いも噛み分ける人間力には脱帽。
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