よびちゃん

勝手にしやがれのよびちゃんのレビュー・感想・評価

勝手にしやがれ(1960年製作の映画)
4.1
それでいいんですか?と思わず質問し、いやこれが素晴らしいんだと返されるような奇妙な編集。時代の変化やアメリカ映画のマナーへの慣れもあるけどやっぱりおかしい。
カメラがぐるぐる動き人があちこち行き後ろで人や車が通り、情報量がすごい。会話がすいすい進み場面が変わるので振り落とされそうになる。
倫理観が欠けてるけど特にそこに言及はなく悲しみより虚無だと嘯くミシェル。バカみたいに欲望に忠実だけど紳士ぶっていて魅力的。ハンフリー・ボガートかぶれ。やりたい放題街を歩き車を走らす。ストーリーとかあるようでない。エスカレーターに乗るだけで、車を降り店に入るだけで、見応えがある。中盤、ベッドでの会話シーンは長すぎた。
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