レネリー

シャクラのレネリーのレビュー・感想・評価

シャクラ(2023年製作の映画)
4.0
劇場にて鑑賞

漸く道内にもTOHOシネマズがオープンし、記念すべき一本目としてドニー・イェンが製作・監督と主演を務めた武俠映画の最新作を鑑賞したが、なかなか面白い作品だった。

前情報として、MCUを彷彿とさせるデジタルハイブリッド型超能力系アクションが目立ち、更には米国では不評が多く「ドニー・イェン COOL」や「ドラゴン危機一髪’97」そして、持ち逃げされた資金を再調達する為に無理矢理製作した「新・ドラゴン危機一髪」の頃同様に彼は監督業は向いていないというレビューばかりで正直不安しかなかった。実は僕自身も超能力系のアクションやSFが苦手でそれでも彼の大ファンなので鑑賞。
プロットにはかなり無理があるが、ややこしい相関図にしては直感的に楽しめる作品になっている。

ワイヤーアクションとデジタルハイブリッド、そしてドニー自身の得意とするアクションを違和感なく組み込むことによって、かなり受け入れやすいアクションになっていた。そして、超能力系のアクションに関してもあくまでおまけ程度のもので90年代の香港映画を彷彿とさせる武俠映画の進化型とも言えるだろう。

ただ個人的にもう武俠や功夫ではなく、現代劇で良いんじゃないかなと。
ただ先入観無しでシンプルに楽しめる映画だ。

高速エンドロールはマジで笑うよ。
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