リーベ

陰陽師0のリーベのネタバレレビュー・内容・結末

陰陽師0(2024年製作の映画)
3.0

このレビューはネタバレを含みます

映像と演技力が素晴らしかった。

けれどなんだろう、原作読んでないからなんとも言えないけど、色んな要素を入れようとしすぎてないかしら?と思ってしまった。
角度によって見え方が変わる映画なのはいいと思うのですが、自分には気になる点が何点かあったのでそれに引っ張られてしまった。

まずどのタイミングで晴明に術がかかったのか?
劇中では姫さまのとこって言ってたけど、タイミング的に最初の段階でってこと?
そこしかないけど…そのタイミングで仕込めるもの??金の龍出るって、姫さまの想いも他者がどうこうできるの??その後のタイミングって、術がかかる前の状態ではないよね??だって眼を覚ましたのは、陰陽寮で縛られ状態だし。記憶違いかもしれない。もう一度観ないと気になります、はい。

あと深層心理の空間というかなんというか、まず晴明が怨みを持って刀を振りかざすタイミングで博政の龍笛が、博政が姫さまを探して龍笛を鳴らし、それぞれ通じるキッカケで同期しているが、博政が心通じた姫さまの消えたとき、次のシーンで晴明と同期するのには声掛けだけであった。なんで博政が姫さまを声を上げて探していたときは何もないに?博政との同期条件が晴明の声かけとなるまで仲が深い表現されていたのか?条件がよくわからなかったけど、まあ心理学に造詣もないので、なんとも言えない。でも自分はなぜかそこを気になり仕方がなくなってしまった。

陰陽寮のうちうちを蠱毒のようにしたこと、対して博政の姫さまへの告白は対比的でありながらも呪のようなもの、という監督方の作品への想いは素晴らしいと思う。

百聞は一見にしかず、いろいろな意見を聞きたい。


追記
なんとも形容し難い思いがあったのだが、ずーっとなんなのか考えていてやっとわかった。言葉が現代的すぎるんだ。絵は平安なのに、ところどころ捻らず現代的な表現のままだったことだ!メリットデメリットってこういうとこにあるよなー!
リーベ

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