れれれ

あとがきのれれれのネタバレレビュー・内容・結末

あとがき(2024年製作の映画)
3.2

このレビューはネタバレを含みます

夢を追う男二人の物語。
俳優を目指す男と、バンドマンを目指す吃音の男。片方は夢をまっすぐに追い続け、片方は夢と似たベクトルの違う道へ歩む。

この夢追い人たち(同性)の作品によくあるが、本当にサブキャラの扱いがおざなりになる。登場人物が、という意味ではなく、映画がキャラ造形に対して。例えば、彼女の家にバンクシーの絵が飾ってあったり、カレンダーの書き込みが雑だったり。部屋の作りが雑だったり。ラストのライブシーンでギターの手と鳴ってる音が違いすぎたり。喧嘩別れして出ていった時に作曲ノートを置いていってしまったり。ツッコミどころばっかりだった

なぜ彼女はそんなに理解があるのか、なぜ俳優がやりたいのか。そこに動機が見えないので、脚本のままに動く傀儡みたいに見えた。
細部に魂が宿る って言葉があるように、細部への配慮が足りないと思う映画だった。主人公ふたりの感情にただ注力しすぎていて、あまり個人的には乗れなかったなぁ。
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