きしめん

WILLのきしめんのレビュー・感想・評価

WILL(2024年製作の映画)
5.0
パンフレットの表紙のピンボケ写真、映画にあってていいですねー

服部文祥さんのトゥイッターでこの映画の存在を知り、地元の映画館で観れることをとても楽しみにしていました。想像以上に引き込まれました。

生物はみなハンターであり、いろんな形の狩が絡みついている構成にグッときました。

ネットでの攻撃と実際の東出さんの時間は同時進行であるはずなのに近いようでとても遠くから彼を「自分らの世界の標準」という物差しだけでスコープをのぞいているだけのように感じました。こちらが石を投げ返しても届かない。ネットは狙撃では重要な「距離」がバグる怖い空間だと改めて。

以下、ラストのこと




本気で近々そんな予感がして言ってなかっただけなのかな、あるいは気を使って(止められたくなくて)違う言い方をしたのかなーと思いました。

あとスナップ写真のシーンを観ながら、山に移住して彼らしい生き方を見つけたようだけど、東出さんはまだこの映画の撮影時点ではまだ傷ついたまま、というか傷を傷で重ねているような気がした。気がしただけです。ちがったらごめんなさい。
これもわたくし一個人の歪んだスコープで覗いた感想です。

余談ですがわたくしは長年精神を病んでいますが「らしい生き方」とか「ただしく生きよう」とかSDGs???????という態度でいたらだいぶ楽になりました。
あと服部さんが舞台挨拶で仰ってたように
太ってるやつに喰われる動物(シカ)の気持ちになってみろというわけで体力つけて痩せようと毎日一万歩歩くところから始めました。
きしめん

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