世界では戦争や政治など穏やかとは言えない事態が勃発しているが、人間の少しの優しさが集まって日々の生活が成り立っていることを思い出させてくれた。
夜中の街を主人公が1人彷徨う中でホームレスや娘など自分からいろんな人が離れていくのを目の当たりにする。そうなれば主人公も家から自分の意思で出て、新たな世界を広げようとするのだ。昔の思い出を振り返りながら。冒頭でのナレーションで語られたように家を自分と家族のの歴史と捉え、居心地の良い場所として拠り所としていた主人公の変化である。
時代が変わると生活も変わり、また次の時代が来る。さながら無常感を描いた作品だと受け取った。
