被害者の母親は息子が生きていたことで何かが変わっていないと人生の価値がなくなってしまうと考えていたが、加害者の両親に対して、息子との思い出話を初めて赤裸々にしたことで、生まれてきてくれただけでも愛おし>>続きを読む
切迫感は確かにあるかもしれないが、全て自分が招いたことであり感情移入ができない。また、カットも社内での通話と高速道路の景色だけでは、いくら電話の向こう側を想像しても見飽きてしまうと言わざるを得ない。>>続きを読む
世界では戦争や政治など穏やかとは言えない事態が勃発しているが、人間の少しの優しさが集まって日々の生活が成り立っていることを思い出させてくれた。
夜中の街を主人公が1人彷徨う中でホームレスや娘など自分か>>続きを読む
出会いから生じる日常生活の中のイレギュラーは一瞬のことでも深く心に刻まれ、忘れ難い出来事となる。そんな体験をさせてもらった。
真正面から映し出される街並みや自然の景色や音に身を委ねることで、それらと一>>続きを読む
うーん。再会した家族たちの近況報告や隠していた秘密などのやり取りが行われるが興味がそそられるエピソードがひとつもない。もし家族ですら自分の全てを知っているわけではなく、人は孤独なのだと言いたいのならば>>続きを読む
あっという間と感じるくらいには楽しめた。家畜のように草(野菜)ばかり食べるヴィーガンの肉が美味しかったり、好きで見ていた犯罪者の特集番組に自分達が取り上げられるオチ、全く反省していないラストなど皮肉に>>続きを読む
Aisling Franciosiが出演しているため気になっていた映画。この映画でも彼女は歌っており、相変わらずの美声を披露してくれている。
田舎の漁村に音信不通から突如息子が帰ってくることで人間関係>>続きを読む
公開を心待ちにしていた作品。なにも起こらなくていい。それがおもしろい。
どこにでも現れそうな日常の切り取りに見入ってしまう映画の力。ケリーライカートもミシェルウィリアムズも素晴らしい。
「鳥には巣、蜘蛛には網、人間には友情」
本作も着眼点がいかにもケリーライカートであり、これが観たかったと満足させられる。
特別な存在でもない2人の男が夢を語り合い、野望の末に掴む成功と行き着く失墜。映>>続きを読む
閉鎖と開放の両極端を併せ持った映画であった。
スタジオという閉鎖的な空間の中で物語は描かれて進行していく。男は家庭を他者に介入させない閉鎖的な王国として作り上げた。また主人公と女の間にも2人だけが分か>>続きを読む