韓国産サバイバルアクション
自主制作映画みを感じた作品だった
ある一人の男をめぐり北と南の工作員が山中で殺し合うというかなり単純なストーリー
そんな単純なストーリーにも関わらず、お互いに戦略もなくひたすら敵と会ったら殺し合うだけなので映画としてはかなり淡白で単調
そんなただでさえ変なバランスの本作なんだけど、更に歪なのは90分ちょいの中で40分ぐらいひたすらナイフアクションをやっているというバランス感覚
まずアクションの分量が多いし、生捕りにしなければならないという設定があるとはいえ殆どのアクションがナイフアクションなので、見終わったら半年ぐらいはもうナイフアクションはいいかなって感じになった笑
で、そのアクションなんだけど撮り方がよくない
カットの割り方がちょっと調子の良くない時のチョンドゥホンのような感じで、カメラワークも「なんでそこに入るんだ！」って箇所も多々
だけど立ち回りは結構面白くて、ナイフアクション自体はもちろん山の斜面を利用した立ち回りだったり地雷原の中でのアクションだったりとシチュエーションに合わせた工夫が少しではあるが見られたのが良かった
それだけにラストバトルが逃げ感じだったのはもったいないなと思ってしまった
アクション好きならそこそこ満足できるけど、それ以外の人には中々オススメし辛い変な作品でした
