「クラユカバ」同様、強烈な世界観とものすごい情報量にまたもや圧倒されてしまった。
「クラユカバ」が舞台設定や世界観を中心とした情報で迫ってくるのに対して、こちらはどちらかと言えばメカや状況、人物などの情報が中心。
同じような情報量でも、受ける印象は少し異なる。
ただ、怒涛のように情報を浴びせられることに変わりはなく、印象が違っても感覚としては「同じ作品だぁ」となる。
一応、スピンオフ作品という扱いらしいが、話は完全に独立していて繋がりもない。
ただ、「同じ世界」の別の場所で起こっているということは、はっきりと伝わってくる。
やっぱり世界観が独特な上に、設定などのこだわり方が尋常ではないからなのだろう。
もう、この世界観を作りあげた時点で、この作品（もしくはこのシリーズ）はなかば成功しているんだと思う。
個人的な意見を言うと、この作品には「クラユカバ」の可能性を強く感じた。
世界観だけ共通したうえで、このように話を作っていけば、いくらでも魅力的な作品を生み出せそうな気がする。
というか、これを観ると、また別の場所では別の物語があったんじゃないかって期待したくなる。
監督には、じゃんじゃん作って、「クラユカバ」ワールドを広げていってほしい。
