試写会にて。
今までもメイ・パンの存在は知っていたし、ジョンがダメな時期にメイ・パンと過ごした時期があったくらいの認識だったが、こんな濃密な期間があったとは。軽快なテンポながら衝撃の内容や写真が満載でほんと引き込まれた90分。
ジョンの一生はやはりヨーコ視点で語られることが多いが、本作は当時ジョンとヨーコの個人秘書だったメイ・パン視点で描いたいわゆる失われた週末と言われる18ヶ月間を描いている。週末というから数週間な印象なのに18ヶ月間もあったことにまず驚きだが、中身もとにかく濃厚、濃密。メイ・パンとの関係もあくまでメイ・パン視点ながら偽りの無い親密関係にあったんだろう。彼女の人柄からもそれは嘘じゃ無いと思うし、ジョンも本気だったはず。あとシンシア&ジュリアンとメイの関係もとても良かった。それくらいジョンのアナザーストーリーとして衝撃だし魅力的な話だった。（アナザーストーリーという点だと前日観たプリシラと重なるところも）
Lost＝失われたと表現されるが、誰にとってのlostだったのか。ジョン、ヨーコ、メイそれぞれの視点で考えてみても興味深い。
その後の顛末はみなさんよくご存知の通り。
ジョンって本当に素直かつ複雑な性格だったんだろうなぁ。
なお本作でのヨーコは完全にヴィラン的。それもパルパティーン的なwメイから観たらそうだろうなぁ。
全ビートルズファン、ジョンレノンファン、ロックファン必見の作品 。
