見知らぬ誰かに浮気されるくらいなら、あなたが期間限定でジョンと付き合いなさいという企画系AVの題材になりそうな事を思いつくオノヨーコの規格外感に閉口。
これまで数えきれないビートルズやジョンレノンのあの時代の映像や書籍では触れられなかった事もいくつかあり驚いた。ジョンとポール、スティービーワンダーのセッションなんて鳥肌ものだ。
ふたりの関係の唐突な終焉が実に切ない。メイ側の説明なので事実かどうかの断定は出来ないが、ヨーコの恐ろしさがひしと伝わった。メイが生涯を通じて前妻シンシアとジュリアンレノンとの交流を終わらせなかったのは、やはりヨーコという共通の敵がいたからだろう。
最初なんの武器を持っていなかった中国人女性が度胸とハッタリ、そして不思議な巡り合わせにより表舞台に登用され、自信をつけながら成長していく様が実に頼もしく、チカラを貰えた。何よりもあの環境で、酒にもドラッグにも染まらなかったのが素晴らしい。