たばた

ストップ・メイキング・センス 4Kレストアのたばたのレビュー・感想・評価

4.2
「史上最高のコンサート映画」という触れ込みで観ると若干拍子抜けするかもしれないけれど、「コンサートを演劇と捉えて映画として撮る」みたいなジョナサン・デミのアイディアは画期的だったんだろうし、コンセプトも照明もとにかくかっこいい。シアトリカルでありながらエモーショナル、というところは正に「アメリカン・ユートピア」の原点だなぁと思う。

印象的だったのは、「Once in a Lifetime」でのデヴィッド・バーンのソロショットの長回しと、デカスーツのジャケットをまぁまぁすぐ脱いじゃうところ。脱いだ時の腰回りよ!あれって人に見せるもんじゃないでしょ。笑った。それと「Burning Down the House」が終わった瞬間に拍手したかったなぁ。勇気出なかった。

IMAX感は期待してなかったけど、ちゃんと意味があった。今まで観るチャンスは何度かあったけど、ここまで観ずにいて良かったかも。

ここのレビュー見てると、「評判良いので内容分からずに観に行ったら知らないバンドのコンサート映像だった」ってのがけっこう多くて、それってなかなか面白素晴らしい体験だろうなと思う。
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