ヨーテボリ映画祭にて。
しっとり系・哀しみのゾンビ映画。良かった。
「ぼくのエリ」「モールス」「ボーダー」著者ヨン・アイヴィデ・リンドクヴィストの同名小説の映画化とのこと。共同脚本も手掛けていた。
「わたしは最悪」のレナーテ・ラインスヴェとアンデルシュ・ダニエルセン・リー共演は嬉しい(でも二人が同じフレームに入ることはなかった)。
「幸せなひとりぼっち」で隣人を演じたバハー・パール、「ハロルドが笑うその日まで」のあの爺さんビョルン・スンクェストも出てた。
大切な人を亡くした3組の人々のドラマ。息子/孫を亡くした者、妻を亡くした者とその家族、パートナー(友人?姉妹?)を亡くした者。喪失に向き合えず、蘇りを受け入れてしまうことによる悲劇。
SFになるんじゃないか?とか時系列弄ってる?とか思いながら観ていたがストレートに進む。
説明やフラッシュバックを極力排除して映像と演技でストーリーを推進。なぜ不可解な蘇りが起こったのか、耳をつく金属音のような音とともに起きる現象は何なのかは、劇中の人たちと同じようにわけがわからず想像しながら観る。
謎は残るがこのドラマはその原因を明かすミステリーではないからそれで良いと思う。
それぞれがどうやって喪失を受け入れるか、蘇った者不可解なことにどう向き合うかの話だと思う。
見終わってタイトル(原題、英題)まさにそれだった。
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