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緑の香水のYuki2Invyのレビュー・感想・評価

緑の香水(2022年製作の映画)
3.2
なんとなくクライム・スリラー or サスペンスみたいなのを想定してたのですが、どっこいコレって完全にスパイもの…の系統だったのですよね。とは言え、昨今主流の所謂『007』級のド派手なヤツってワケでは(当たり前に)なくって、ある種もっと古風なスパイ・サスペンス…みたいな方の作品ですね。でも、個人的には、こーいうのって意外と嫌いじゃなかったりもするのですよ⇒邦画だと例えば『陸軍中野学校』とかも、チョイ古い作品ですケド私ワリと好きだったりもしますよ(その属人的でアナログな防諜戦ってヤツが)。別に、今今の日本でだって偶には撮ってみたって好いのに…な~んて思ったりもしますかね。。

とは言えまたまた、今作は(重ねて)比較的地味な方のスパイ・スリラーってヤツなので、まずアクション的なトコロは率直に大したコトねーのと、加えて&であれば(他方でナニをやるにせよ)諸々の緊迫感とかもちょっとシンプルにフニャフニャ過ぎる…てのは流石にチョイと頂けないな~と思ってしまいましたですね。主人公2人は全くの部外者で(⇒要は「巻き込まれ」系で)冒頭からのその辺の感じはどっちかちゅーたらコメディ?みたいな質感でもあり、んでそっから先の中盤は意外にシリアス…?となってはゆきつつも、前述どおり最後まで観てもイマイチ緊迫感・危険度は高まり切らない(から締まらない)みたいな感覚が在りましたね。結論、そこまで全く面白くなくもねーのですケド、やっぱ少し微妙…みたいな感じですかね。

一点追伸、主人公の2人ってまた(独り身の)男と女で、加えてコレも『007』準拠かの如く終盤手前ではそーいうコトになってゆき掛ける…のですケド、ややゲスいですが(個人的に)どーにも年齢に違和感があったので後で調べたら、見様に依ってはナンと親子ほどにも年齢差が在るって二人じゃねーですかい!流石、おフランスは自由なる御国で御座いますコト……
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