ほー、この感じでホラーなんかェ……ちょっと「イケてない」女の子ジャンヌ13歳は、友達といったら庭の七面鳥ぐらいなモンで、学校でもドコでも話し相手はその七面鳥（⇒頭の中にも居るって方）ぐらい…みたいなヤツです。ソレ自体は、別によくある方のジュブナイル系…だとも思うのですが、今作は率直に何やらどーにも「ホラーっぽい」とゆーか、その頭の中の鳥野郎が（テレパシーのついでに）行動まで遠隔で操っちゃうとゆーか、ソレを使って怪我をさせたり⇒ソレ以上のコトまで…みたいな展開、からのラストでは更に血腥い始末にすら為ってゆくのですよね。。重ねて前述どおり、根本的には少女の成長を「比喩的に」描いたヤツ、なのですケド、私には（重ね重ね）ホラーにしか見えず、ナンとも中途半端でちょっと趣味が悪い…とすら思えてしまいましたよね。
とは言え、少し前から今に至るまで、ヨーロッパではこの手の「少女の（性的）成長を比喩的にホラーとして描く」てのが大流行してたのも事実でして、日本公開作品だと『ブルー・マインド』『テルマ』『RAW』『ハッチング-孵化-』とかって枚挙に暇が無い状況なのですね。今作もその潮流の一つ…と言えるかとも思うのですが、やっぱ率直に趣味が悪いってばさ！（⇒コレだと要は「ペット殺し」みたいなのが完全に映画のキモになっちゃってますよ！と…）ある種、成長物語とホラーとで確実にストーリー的な流れが２本に為らざるを得ないから、短編だと（その時点で）詰め込み過ぎになっちゃうんじゃねーかな⇒だから中途半端な感じになっちゃってるんじゃねーかな、とも思いますかね。
