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正義の行方のnoのネタバレレビュー・内容・結末

正義の行方(2024年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

ドキュメンタリーあんまり見ないから分からないけどすごくよく出来てるんじゃないかな〜
主に前半は警察側から、後半は弁護側からの視点が中心となっていたと思うんだけど、前半の方で「えーたしかに怪しいかも、犯人じゃなければ行動の説明つかないよね」と思わされた分、証拠能力の弱さや問題が明らかになってきた後半、新聞記者の反省にすごく良く共感できた。
彼が自分の出した記事の責任を重く受け止めているだけ、司法が犯人は久間さんであると認めたことに安堵をするなど、その責任から逃げ出してしまいたい気持ちがあるんだろうなと伝わってきた。

最高裁の再審棄却の理由に怒っていた弁護団が印象的だった。もちろん最高裁の裁判官たちは日本で一番正しく法解釈をできる人たちではあるだろうけど、まともに取り合ってもないと怒る弁護団の意見に私は同意してしまう。
裁判官も公務員である以上、死刑制度という大きな仕組み自体をひっくり返すような審理を出したがらないのではないか…と疑ってしまうからだ。死刑制度についての議論を早く進めるべきだと改めて思った。
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