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アインシュタインと原爆のSPADAのレビュー・感想・評価

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)
3.6
アインシュタインがイギリスにわたりアメリカに渡り、終戦するまでの政治的状況と彼の心情を描写する1時間映画。オッペンハイマーに出てきたテラーやロバートは出てこないながらにも、政治的倫理観や人としての両親の呵責をアインシュタインだけにフォーカスしている。理論を突き詰めていった結果殺人兵器の開発理論に結びついて使われてしまった現状を、最後に人の倫理観が政治観念には不可欠であると結びつけている。日本人的には取られ方として感情的になりがちではあるが(実際にそんな描写もあり)、科学と倫理の天秤の話はやはり何事よりも難しいと感じる。
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