SPADAさんの映画レビュー・感想・評価

SPADA

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すずめの戸締まり(2022年製作の映画)

3.2

言の葉の庭から出会った新海作品は、君の名は。、天気の子と大衆感を色磨けながら今回改めて更に過去作の雰囲気を纏って出てきた。予告動画やCMはほんとちょびっとしか写してなくてほぼほぼ震災のトラウマに染まっ>>続きを読む

ボクたちはみんな大人になれなかった(2021年製作の映画)

4.0

あ、また一つ好きな作品に出会えた。希望もなにもきっとなくなってしまった主人公の2020年からどんどん遡っていき、結婚友情恋仕事と日々の出来事に忙殺されてた若い時を見ていく。初恋の人との別れも、どんどん>>続きを読む

シティーハンター(2024年製作の映画)

4.0

ビジュアルはやっぱエンジェルハートの時の,上川竜也のイメージが強いけど鈴木亮平の役作りとネトフリのスケールの大きさ、原作好きも取り残さない世界観の作り方全てに敬意を表したい。個人的に時間配分が完璧だっ>>続きを読む

オデッセイ(2015年製作の映画)

3.9

最後思いの外うるっとしてしまった。ゼログラビティやインターステラーなどSF活劇絶頂期の時期にやってた本作は、売り文句的に見ることを避けていた。予告などで使われた文言はあまり的を得ておらず、叡智を結集し>>続きを読む

なくもんか(2009年製作の映画)

4.0

え、なんで評価低いの?阿部サダヲ、永山瑛太、竹内結子って並びだけで異色だけどみんないい!竹内結子の肝っ玉ぷりが見てて爽快。屈強に負けない登場人物たちをコミカルでニヒルに描く作風は見覚えがある感じもする>>続きを読む

トランスフォーマー/ビースト覚醒(2023年製作の映画)

3.1

トランスフォーマーシリーズはほとんど見た気でいるが、すっかり落ち着いた気がしてた中で幼少期にみてたビーストウォーズ風味を加えた今作をずっと見たかった!マイケルベイ作品とは違う世界線かつ1994年という>>続きを読む

頭文字[イニシャル]D THE MOVIE(2005年製作の映画)

2.9

文太は飲んだくれの女好きだし、樹はチンピラだったけど、原作愛を感じる。街中も日本だったり秋名湖がどう見ても中国だったりツッコミどころはあるけどカーアクションはよく撮れてる。次回作も作りそうな感じだった>>続きを読む

愛なのに(2021年製作の映画)

3.3

街の上での碧風味な瀬戸康史と、河合優美の話と中島歩とほないこかが織りなすストーリー。今泉節炸裂な頼りなく幼稚な男性と三癖四癖ある女性たちにどこか安心する。未成年からの愛の告白、結婚を控えた夫婦の愛、体>>続きを読む

モガディシュ 脱出までの14日間(2021年製作の映画)

4.0

先日参加した映画ファンの集いで、「韓国映画のノンフィクション系は神作多い」ということで勧めてもらった作品。韓国の置かれてる事情ならではの題材もそうだが、もはやアトラクション作品。街中のデモや虐殺の描写>>続きを読む

からかい上手の高木さん(2022年製作の映画)

3.8

今泉監督の実写化を見始めたので原作の雰囲気知るために視聴。ぎゅっとまとまってる?からなのか高木さんと西方以外の人が薄く伸ばされてる感じがしてちゃんと普通に読んだり見たりしないとなぁと感じた(当たり前)>>続きを読む

アインシュタインと原爆(2024年製作の映画)

3.6

アインシュタインがイギリスにわたりアメリカに渡り、終戦するまでの政治的状況と彼の心情を描写する1時間映画。オッペンハイマーに出てきたテラーやロバートは出てこないながらにも、政治的倫理観や人としての両親>>続きを読む

オッペンハイマー(2023年製作の映画)

3.9

史実を描く系ノーランは、ダンケルクで少し不安だったが、公開日にレイトショーで鑑賞。180分に見どころ見せ方満載。なんでカラーと白黒?人多すぎない?場面転換ついていけへんのやけどと忙しいのなんのだったけ>>続きを読む

ミッドウェイ(2019年製作の映画)

3.7

随所にインデペンデンスデイ感が感じられる史実を元にしたミッドウェー海戦を描いた作品。よくあるどの部隊がどう攻めてという経緯よりは、戦闘機乗りを中心とした一兵卒の支店での活劇。パールハーバーからドゥーリ>>続きを読む

レナードの朝(1990年製作の映画)

3.9

ロビンウィリアムズやデニーロほどの貫禄を発揮できる人はいるのだろうか?話としてはまぁそうなるかと思って二転三転四転してて忙しない雰囲気が強いけれども、如何にもこうにも感情をどこにどうむけていいのか全く>>続きを読む

殺さない彼と死なない彼女(2019年製作の映画)

3.5

櫻井日奈子と堀田真由の眼福映画として視聴した(あと気になる監督だったから)が、結構独特な作品だった。原作者の作品三つをおりまぜて少し改変した作品だけど同時並行するそれぞれの恋物語は言い回しと雰囲気が個>>続きを読む

かもめ食堂(2005年製作の映画)

3.8

これはおもしろい。退屈でいて面白い。フィンランドの街でひっそりと売れない食堂を始めた主人公と周りに集まってくるご縁の話。
毎日ってけっこうドラマだというジョージアのCMを思い出す。ムーミンと森とサウナ
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機動戦士ガンダムSEED FREEDOM(2024年製作の映画)

4.1

ファースト、Z,ZZ,F91、宇宙戦艦ヤマト、マクロス味(マクロスイメージでしかないけど)が感じられる20年越しの続編awesomeだった。しっかり正統続編で、それでいてシリーズを飛び越えた製作陣のガ>>続きを読む

ドント・ウォーリー・ダーリン(2022年製作の映画)

3.5

ロックマンエグゼとインセプションと何たらかんたらって感じ。演者の力で見切ったけど話的には少し読めたような掴めなかったような不思議な気持ちだった。終わりにかけてどう落とすのかと思ってたけど思った方向から>>続きを読む

少女邂逅(2017年製作の映画)

3.6

森の映画祭に出てくる小さなショートフィルムを思い出した。作品を作品たらしめているのは映像ではなく演者の粋であると思い知らされる。題材からして不思議なテーマとホワイトバランスがセピア色なところからして終>>続きを読む

恋は光(2022年製作の映画)

4.0

やっと出会えたよありがとうサブスク!少女漫画感ある(というより漫画原作)雰囲気を払拭する役者陣の演技とキャラクター性に圧巻。僕は明日昨日の君とデートするを個人的には思い出すときめきに包まれる作品でした>>続きを読む

仮面ライダー555(ファイズ) 20th パラダイス・リゲインド(2024年製作の映画)

3.8

Vシネになったからってなんでもあり!でもありがとうたっくん!予想外な要素てんこ盛りで1時間でどう落とし前つけるんだろうと思ってヒヤヒヤして見てたけどかね良好。戦闘ギミックやラストの部分は全観客が童心に>>続きを読む

太陽の塔(2018年製作の映画)

4.0

前半中半後半で様相が二転三転して帰結していく作品。『自分の中に毒を持て』の中で、岡本太郎が説いた人間たるべき存在は命を燃やすことや、森羅万象の中に生きる人の尊厳を学者やアーティストなど幅広い人々が見解>>続きを読む

アメリ(2001年製作の映画)

3.7

この期に及んで視聴。フランス版日常系+ファンタジーSF?映画。多分ストーリーを文字起こししたらなんてことのない普通のお話。そこにお転婆な主人公とコミカルに進む転調でなんとも不思議な気持ちになる作品だっ>>続きを読む

20世紀のキミ(2022年製作の映画)

3.8

愛憎劇中心?の韓国映画に久しぶりなマイルド作品。イルマーレを見た感覚と、応答せよシリーズのノスタルジックさが混ざった作品。新進気鋭の若手俳優が織りなす世界観は、なんとも初々しさ満載でほんのり余裕を感じ>>続きを読む

ジョン・ウィック:コンセクエンス(2023年製作の映画)

3.8

4作目にして良くぞここまでやってきたぞキアヌ!ストーリー性なんてどこいったのかと思うくらいの破天荒映画がやっとこさネトフリで見れるようになったので鑑賞。間違いなくいままでで一番のアクション性とストーリ>>続きを読む

ハッピー・オールド・イヤー(2019年製作の映画)

3.9

断捨離の話ってどうなっていくんだろうタイの雰囲気味わえればいいかなぁって思ってたら結構お気に入りの一作になった。
主人公は過去の出来事からある種合理的に生きてきた結果、断捨離を通して人とのつながりを感
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トランス・ワールド(2011年製作の映画)

3.9

5年くらい寝かせてやっと視聴。想像してたより満足度高め。こういう低予算映画でサクッと見れて満足度並み以上だと、読了感が高いわ。まぁ謎の真相を解明するってわけではなく登場人物の脱出劇的に見れたしそれだけ>>続きを読む

市子(2023年製作の映画)

4.0

世界観、役者の味評価。ストーリー的には割とサスペンスの王道をてんこ盛りにしており見覚えがある感じは否めないが、すっかり有名な杉咲花はじめ、個人的に大好きな若葉竜也しかり、ほんとに見応え充分。2時間あっ>>続きを読む

花束みたいな恋をした(2021年製作の映画)

4.0

やっと見たぞ!そして、ゆかりの地だらけだったけど稲城大橋の目の前に二人が住んでたことに一番興奮した!!
オチもストーリーもまるっと知った上で見たけど想定よりも満足度高め。オタク気質のキャラクターとある
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オアシス(2002年製作の映画)

4.1

そんな落とし方なんかい!!
と思ったけど久々に見た良作。5年温めた甲斐があった笑
冒頭にただよう良作感から一転、あー選ぶの間違えたかなぁと思ったらまた一転ずっとのめり込みました。色々特殊そうに見えて普
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ゴジラ-1.0(2023年製作の映画)

3.0

ゴジラフリークではないが事前に高揚感持って臨んでしまったからかかなりギャップがあった。神木くんの演技とVFXもりもり昭和雰囲気、ミリタリー要素とゴジラの迫力は劇場と言う環境もありよかった。ただ、どうも>>続きを読む

孤狼の血 LEVEL2(2021年製作の映画)

3.8

これ劇場で見れるメンタル絶対ないわ。
前作から三年にしては登場人物も舞台も様変わりしすぎでは?
相変わらずキャストは豪華だしどんぐもりの絵作りは怖さを助長する。
松坂桃李はガンダムスターダストメモリー
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エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス(2022年製作の映画)

3.8

全体的に前評判は聞いてたけど結局思考が追いつききれなかった。マルチバースの秩序を乱す突然変異の恣意と立ち向かうマルチバースの劣等主人公がなんや勘やあって自分の力とSF都合が合わさって落ち着いたってこと>>続きを読む

グランツーリスモ(2023年製作の映画)

4.0

4DXでの鑑賞。2時間半ずっとスターツアーズ状態で立ち上がる時平衡感覚無くなってたけどそれに見合う見応え!レースガチ勢からすると時系列が変わってたり?するらしく違和感を覚えるらしいが、実話に基づいた内>>続きを読む

サバカン SABAKAN(2022年製作の映画)

4.1

リアルぼくなつ?(やったことないけど)
最初前半はあー、見るのミスったかなぁと思ったけど終盤にかけて涙がこぼれてきた。昔の友人にも会いたくなった。最高なのは久田の父ちゃんがカッコ良すぎたこと。歳をとる
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孤狼の血(2018年製作の映画)

4.0

任侠系の怒鳴り散らかすグロい系を見たことはほとんどなかったが、これはいい。2時間あっという間。松坂桃李の成長譚と泥臭い敏腕デカと陰謀抗争渦巻く裏社会サスペンスてんこ盛りの痛快劇とでも言いましょうか。血>>続きを読む

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