映画祭見逃し作品。「テルマ」のエイリ・ハーボー主演のスリラー。
睡眠障害、睡眠麻痺、悪夢、夢遊病に悩まされる女性の話。
目が覚めれば悪夢は終わるとは限らないって話に、民間伝承、ワケあり物件、女性の生き方の話まで絡んでくる。
タイトル(原題・英題)から真っ先に想像する展開とは少し違った。
(副題知らずに観てよかった)
新居に越してきたモナとロビーのカップル、しばらくするとモナが悪夢にうなされ夢遊をはじめる。
夢に出てくるのは暴力的なロビー。この悪夢は何かを示唆しているのか？それとも？
悪夢と現実が混じったり区別つかなくなるのはよく見る話、8割ぐらいは「だいたいこんなもんかな」って感じで進む。ホラー的に良いビジュアルもあるが夢かもねと思ってしまうのであまり怖くない。
そんなふうに思っていると唐突で衝撃的なラストを迎える。
あとから思えば唐突ではなくそこに至る出来事がしっかりあったわけだけど。解釈は分かれるだろうし心臓に悪い。
いずれにせよ、ちゃんとお互いを尊重してコミュニケーション取れていたら、女性を尊重して権利をを堂々と使える環境だったら、悪夢にうなされたとしてもここまで酷いことにはならなかったんじゃないか…と思ったり(そうでもないか)。
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