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麻薬密売人 プッシャーのパンのレビュー・感想・評価

麻薬密売人 プッシャー(1997年製作の映画)
3.8
レフン監督の記念すべきデビュー作。
まだ彼の作風が確立してない感じある。
なので普通の犯罪映画に見えるがこれはこれで面白いしファンはつくだろうなという出来。 

でもよくここから3部作で作ったな…
坊主頭のマッツが新鮮w 
OPのほとんど顔見えてない自己紹介はなんか尖ったセンスだよね。 

ドライヴやオンリーゴッドのような熟成したレフン映画になるまで結構時間かかるんだなというのがこの作品から判明した。
プッシャー時代のレフン監督は北野映画みたいに間がなくて忙しく会話してる感じだね。

めっちゃシリアスな雰囲気だったのに警察からダッシュで逃げるシーンで突然青春映画のような音楽流れてて笑った。 
高校生みたい。

警察に捕まって「あんたらの暇つぶしになるなら拘留しろよ」 
中々気が利いた捨て台詞だった。 
黙秘を続けるフランクに担当刑事がピーナッツ?投げる嫌がらせするのなんかリアリティあって良いw 

借金返済の目処が立ったシーン、自分のことのようになんかほっとしたのに…その後の展開が辛い。
色々と思うことあったけど面白かった。続編も観たい。
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