くじら

12モンキーズのくじらのネタバレレビュー・内容・結末

12モンキーズ(1995年製作の映画)
3.9

このレビューはネタバレを含みます

 字幕版で鑑賞。アマプラのプライム特典から外れるみたいなので視聴。

感想
 電話のメッセージや第一次大戦とか色んな伏線が回収されてて良かった。

俳優さんについて
 ブルース・ウィルスのカツラと髭が見れた。ブラピが若手って感じで精神病患者の演技が上手い。身振りや話し方もだけど、あの左右の目が非対称な開き方になってるのもすごい。

ストーリーについて
 子どもの頃に主人公ジェームズが見た光景が最後の結末のシーンだったのがいい。12モンキーズ(1990精神病院で一緒だったジェフリー)をずっと追ってたけど、ちゃんと真犯人のフリもあった。にしても精神科医の先生キャサリンはどうして1990年の時からジェームズを知っていたような気がしたんだろう…?第一次大戦の時の写真を覚えてたってことならそれはそれですごいけど、なんだか波長が合うというかそんな気持ちになったのかな。
 ジェームズが感染病後の刑務所と1990年、1996年の世界で迷いが生じて、1996年の世界が本当でここで生きていたいと、おかしかったのは自分だと悩むシーンが彼が青空と澄んだ空気、音楽そして愛する女性を選びたいという気持ちが伝わってくる。そこから電話であの未来は本当だったと分かる所までの流れもが良かった。
 空港での展開も何となく予想はついていたけど、詳しく見れてよかった。真犯人は少し匂わされてた博士(ジェフリーの父)の助手。
 というかジェームズが過去に戻って起こしたことは実際に時間軸に組み込まれてて、作中の時間全部かけても何も変えられなかったのかなと思った。でも、最後犯人の飛行機の席の隣に未来の科学者のおばさん?が座っていたのはおばさんが未来を変えるってこと?なのかなと思った。だって主人公が1996年に子どもってことは、あれから少なくとも未来は20〜30年くらいは経ってるはずだから、もし1996年におばさんがあの年齢だといくらなんでも歳を取らなさすぎだし。
 まぁ今回間に合わなくても、真相が分かったとキャサリンがあんだけ叫んでいれば主人公の側にいたホセかその追跡装置とかを通して未来にも伝わっただろうからまぁ何とかできるかも。未来の分岐とかはありそうだけど。
くじら

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