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ふたりの5つの分かれ路の一人旅のレビュー・感想・評価

ふたりの5つの分かれ路(2004年製作の映画)
3.0
フランソワ・オゾン監督作。

フランスの鬼才フランソワ・オゾンが盟友:エマニュエル・ベルンエイムと共同で書き下ろした脚本を基に、男女の愛の軌跡を描いた恋愛映画です。

マリオンとジルの夫婦が離婚手続きを終え、それぞれ別の道を歩み始めるところから、時間を遡って二人の愛の軌跡を描いた異色のラブストーリーです。離婚→育児→出産→結婚→出逢い…と二人の人生の5つのターニングポイントを遡って描いていく作劇で、離婚という非情な終焉を始発点に希望と幸福に満ちた二人の出逢いまでが紐解かれていきます。

男女の愛と破滅の軌跡を時間を遡って描くシビアな恋愛映画で、主演のヴァレリア・ブルーニ・テデスキ&ステファーヌ・フレスの生々しい演技が心にずっしりくる作品です。
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