2人のエドG
そっくりさん系悲喜劇
なんだコレ。
めちゃおもろい。
ジョーンズは黒猫とカナリヤを飼う平凡なサラリーマンで酒も飲めない。取り柄は8年間の無遅刻くらい。
一方同僚のMissクラークは男勝り。
〈殺人鬼マニオン脱獄〉
マニオンと瓜二つのため連行されたジョーンズ。
一緒にいたクラークも。
ジョーンズとクラークの尋問が交互に映し出されるがこれがたまらなく面白い。
今にも泣き出しそうなほど情けないジョーンズ。
〈違う 違う そうじゃ そうじゃない〉
思わず鈴木雅之を歌ってしまいそうになるほどこの誤認逮捕にははがゆさを覚えた。
しかし別室のクラークは厳しい追及も暖簾をかわすように軽々と受け流す。
『マニオン』『マニオン』『マニオン』
そう、間違ってはいない。
『黙秘します』の連呼でないあたりに脚本の良さが光っている。ここでストレス指数が下がぐっと下がり笑いが溢れた。
ジーン・アーサーといえば働く女性を得意とする女優で本作もそれが活かされている。
誤認逮捕がわかって
『ご迷惑おかけしました』
って警察に謝るジョーンズなんなの〜🤣
ここから本物のマニオンが現れて…
問題山積みだけど地味に〈マッキンタイア社の件〉が進んでいないのが気になる🤣
なんの仕事か知らんが。
これは初っ端からぶっ飛ばした面白さで走り続けるジョン・フォードの力作。ストレート過ぎる邦題も好きにならずにいられない。
とにかくエドワード・G・ロビンソンは情けない善人を演じても最高ってこと。
お風呂の伏線回収はして欲しかった🛀