ゴン吉

昭和残侠伝 血染の唐獅子のゴン吉のレビュー・感想・評価

昭和残侠伝 血染の唐獅子(1967年製作の映画)
4.0
昭和時代に生きる男たちの義理を描いた任侠作品「昭和残侠伝」シリーズの第四作目。 
主演は高倉健、池部良が共演。

昭和初期の浅草が舞台。
東京博覧会の会場が上野不忍に決まる。
そんな折、周辺を取り仕切っていた鳶政(とびまさ)組に兄貴分の花田秀次郎(高倉健)が軍隊を除隊して戻ってきて、組頭を継ぐ。
工事の利権獲得を目論む阿久津組が裏工作をするが、入札により鳶政組が工事の請負を落札し、会場建設が始った。
そんな時、鳶政組の纒持ちの音吉が、芸者を600円で身請けするために大事な組の纒を質屋に出してしまい阿久津組に渡ってしまう。
音吉はみんなが集めた金をもって纒を返してもらいに阿久津組に出向くが……  

高倉健演じる花田が、池部良演じる幼馴染のヤクザと二人で殴り込みに行くシリーズお決まりのシーンが見どころです。
高倉健は渋さを醸し出す一方で、女生との三角関係や恋も描かれており、モテモテの役柄です。
昭和初期の工事利権をかけた漢の筋と戦いが楽しめます。  

2022.1 BS12で鑑賞
ゴン吉

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