くろまめ

グエムル -漢江の怪物-のくろまめのレビュー・感想・評価

グエムル -漢江の怪物-(2006年製作の映画)
2.0
うーん微妙(;-ω-)
この作品って何を狙ったんだろう。



家族愛も中途半端だし、パニック映画も中途半端だし、アクションもショボいし…



化け物の影だけなら不気味だけど、意外と全身写っちゃうと、でっかいお玉じゃくしにしか見えなくて、恐怖半減した。
しかも、化け物が生まれた原因は例のごとく人間のせいだから、最後は何か化け物が可哀想になってくる。
お前は汚染されたせいで生まれた被害者だよな。って不憫になるのはパニック映画あるあるだよね。



最初の化け物登場シーンは掴みはOKなんだけど、だんだん見慣れてくるし、なぜすぐ食べるのと食べないので分けていたのかは説明不足に感じた。
生かした人間を媒体に卵産み付けるとかなら分かるんだけど、ただ違う場所に運ぶだけだもん。
何したいの?非常食?



家族愛は韓国らしく描かれていたけど、お父さんの売店での下りは私も眠くなったし、たいしてストーリーにも影響無かったよね。
だいたいお父さんが、こいつをあんまり馬鹿にするな!とか言うから、頭良いかと思ってたら、ソン・ガンホ演じるカンドゥは普通に娘の為に頑張るちょっと抜けてる父親なだけだった。



ぺ・ドゥナは相変わらず可愛かったけど、アーチェリーのラストシーンではランボー思い出した。



弟のパク・ヘイルの火炎瓶効いているか?
ビル脱出シーンは流石高学歴!な手段でテンション上がった。
ただ、出会ったホームレスが汚かった。
鼻ほじる演出とかちょっと盛り過ぎ。



カメラワークは綺麗で、静と動が上手く切り替えたり、混在していてラストのぺ・ドゥナの背中越しショットは綺麗だった!



全体的に韓国映画らしい内容だった。
日本のゴジラよりはリアリティーあるけど、CG感が隠しきれていないので、いまいち恐怖が薄い。




一般人が家族愛で化け物と戦うってコンセプトはいいけど、特に観なくていいかな。って作品でした。
鑑賞後はカップラーメンが食べたくなった。以上!
くろまめ

くろまめ