だいすま

プラトーンのだいすまのレビュー・感想・評価

プラトーン(1986年製作の映画)
3.8
正にアフガニスタン問題が勃発していることもあり、公開時鑑賞以来35年ぶりくらいに再鑑賞。(当時母に連れられて映画館へ行ったので、母が本作を観たかったんだろうな…と今更ながらに思う)

朝鮮戦争然り、ベトナム戦争然り、また今回のようなアフガン紛争然り、常にアメリカとロシア・中国の共産主義国の戦いの代理戦争として当該国が甚大な被害を受ける。
イデオロギーの戦いに終わりは無いのだろうが、「虚しさ」が本作ではしっかり描かれている。この多くの人間が命を落とす戦いは誰が誰の為にやっているものなのか?

ベトナム戦争でもこれだけの殺戮を繰り返すも、結果的にアメリカは撤退を余儀なくされるし、アフガンでも結局同じ結果になるし、何故学習しないのかと人間の愚かさを改めて感じた。良作。
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