スペースシャトルの墜落事故から始まったウィルス感染によって、人が感情を失っていく。眠ることで発症するため、精神科医キャロル(ニコール・キッドマン)は睡魔と戦いながら、ベン(ダニエル・クレイグ)の助けを借りて、免疫を持つ息子を守ろうとする。
眠っちゃダメだ!って設定が奇抜で面白い。感染者たちの気味の悪さも、ジワジワと恐ろしさを盛り上げる。
主演のニコール・キッドマンはこういうスリラー系が良く似合うし。
ただ、終盤はゾンビ映画に近くなってしまって、もうちょっと違う盛り上げ方はできなかったかなぁと。
結末もあっけなく、都合良すぎじゃないのって気がした。
あと、ゲロで感染させるのはビジュアル的に勘弁してほしい。
“人間が人間でなくならなければ戦争も暴力もなくならない” という真実が一番怖いかも。
まだ、ジェームズ・ボンドが定着してないダニエル・クレイグがカッコ良くて、ジェフリー・ライトとのコンビも嬉しかった。