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人形霊のhideharuのレビュー・感想・評価

人形霊(2004年製作の映画)
2.2
2022.01.29レンタルDVDで再見。

初見はイギリスでDVD購入時。だから15年くらい前かな。

正直、全然覚えてなくてGEOで検索中にそう言えばこれDVDを買ったよね。でもどんな話だったっけ?と思いレンタルしてみた訳です。今回は日本語吹替で視聴。

はっきり言って脚本がメチャクチャだと思います。
冒頭で着物の女性と言っていますが多分日本人ってことだと思います。なので日朝併合の時の話だと思います。
人形師が着物の女性と恋をして彼女に似せて等身大の人形を作るが人形が横恋慕。
着物の女性は殺されて人形師が犯人にされボコられ生き埋めにされる。人形は一部始終を見ていた。そしてそのまま恋した男の埋められたところに佇み時が流れて現代に。

韓国のどこかの田舎にある人形博物館に4人の男女が招かれるが、それに強引にもう1人自称モデルの男が入り込む。
女子高生、彫刻家、写真家、人形好きとそのモデル男は先生の呼ばれる人形師に自分の人形を作ってもらうらしい。それって嬉しい?ワザワザそんなことで田舎まで来るか?
先生には代理人がいてその男が皆をもてなす。
ちなみに彫刻家のヘミが一応ヒロインなんだと思います。

そして1人ずつ人形に殺されていきますがそんなに単純ではないです。ストレートヘアのロン毛の赤ワンピの謎の少女、地下には男が監禁されていたり謎の登場人物も。
ある夕食の会話で飛び入りのモデル男を含む5人とも人形博物館のある田舎が本籍地ということが分かる。それで大体の検討は付きますがそこは映画を見て確認してください。

腑に落ちないのがヘミが子供の頃に所有していた人形のミナ。それが何故ここにいるのか、先生や呪いの人形との関わりも不明。
先生がどうしてあんな風になったのか。悪趣味なトイレ人形やシャンデリア人形は博物館というよりは化け物屋敷です。

そしてヒロインのはずのヘミが薄情な女でミナ人形の独りよがりの彼女への愛が全然報われてなくて反吐が出ます。
最後までヘミはミナに対して可哀想なことしたとかの後悔もないので胸糞悪い。

人形にも持ち主を思う心がありますよって言いたいのを踏みにじるようなラストでした。
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