1976年。🇺🇸映画。
素晴らしい!
何でもっと早く観なかったのだろう。
「ペンタゴン ペーパーズ」鑑賞後に本作を観てれば。
あのラストの意味が ようやくわかった! (遅い!)
ウォーターゲート事件を調査したワシントン・ポスト紙のジャーナリスト達の壮絶で濃厚なドラマ。
若い頃はアラン・J・パグラ監督の作品はちょっと苦手だったので気にはなっていたのだが、なかなか本作を観るのを避けていた。
馬鹿だった。
想像以上に凄い作品でした。
が、
鑑賞前に予備知識は少し入れておいたほうが良いかもしれない。
めちゃくちゃカッコいいロバート・レッドフォード。
ちびで長髪。ダサダサだが、存在感たっぷりのダスティン・ホフマン。
このふたりの凸凹コンビから終始目が離せない。
娯楽性全く無視。もうドキュメンタリーではないのかと錯覚するくらい ふたりの演技は観るものを離さない。
それよりも強烈だったのが本作でアカデミー助演男優賞を受賞したジェーソン・ロバーツの圧倒的な風格。
出番は本当に少ないのだが、ふたりの上司を威圧的に完璧に表現している。
ジェーソンは次の年もオスカーを受賞していて 2年連続で助演男優賞を受賞している唯一の俳優。
ジェーソンが ギュッと本作を締めているからこれだけの傑作になったのだと思う。
そのジェーソン、そしてアラン監督も既にこの世を去ってしまい、レッドフォードも引退してしまった。
本作を越える傑作が彼らの意志を継いで いつか作られる事を切に願う。
(いまさら観といて何を偉そうな。と先輩フォロワー様達に怒られそう。)
TSUTAYA JR板橋駅前店にてレンタル
😷コロナパンデミック中に鑑賞😷