こぅ

蛇のひとのこぅのレビュー・感想・評価

蛇のひと(2010年製作の映画)
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偶には邦画/偶邦シリーズ⑧

【第2回WOWOWシナリオ大賞受賞】の映画化で、森淳一監督による、
TVムービー〜劇場公開された【ミステリー】。

WS君からのサス・マス使命レヴューの巻〜


三辺陽子(永作博美)の勤める会社の部長が自殺し、同時に課長の今西(西島秀俊)が失踪した。今西の捜索を依頼された三辺は、課長の背後関係を探るが…。


序盤から
部長死に、課長行方不明だというのにWOWOWムービー向けだからか⁈永作博美の スマイル明るいイメージキャラ に合わせたのか⁈この ライトな空気 は何なんだ⁈
事態が重大な割に不穏さが全くない作風に違和感。
ついでに西島の関西弁にも違和感。
部長の國村隼と石野真子夫婦だけはマイペース。

加えて
1億円横領問題が発覚、自殺&失踪との因果関係は⁈

三辺は、
課長の捜索を上から内密に依頼(命令)され、アパートを訪ねて隣人や知人らに聞き込み(回想式)を開始するのは、定番。
レストランのガラスに映った課長⁈の◯◯演出は少しゾッとした。

分かってきたのは、
課長の人柄、良い人振り。
反面、どこか冷たい、 心無い というか、、
課長と関わった人達は不幸になるのか⁈

半ば辺りで展開に変化が。
謎は2つから1つになる。
第1章が終わったという印象。

三辺は、課長の実家、大阪に飛ぶ。
幼馴染(板尾創路)からルーツを聞く。
このパート、内容が時代背景的に古すぎ&冗長に感じたが、元凶(正体)は知れる。

となると、、
三辺は、◯◯の元へ飛ぶ。
ムロツヨシって、当時はモロちょい役やな〜

課長の◯◯は、
余りに自然というか、油断していたというか、唐突過ぎて一瞬戸惑った。

クライマックスの
三辺と課長の会話は印象的。


ラストは、
少しほっこりエピソードで締め、いかにもTVムービー然。


総評:
監督の演出が一辺倒過ぎて若干 飽き も生じたが、表面上の◯◯の起こらない◯◯というシナリオは中々オリジナリティがあると評価。

[真綿で首を締める]

◯◯期に問題あると大◯になって、、は定説。
いかにも!ってあからさま、わざとらしいエピソードが無いのも良いが、中盤にもう一件、インパクト欲しかったかな。
S・キ◯グの【ニー◯フル…】に近い厭な◯魔を想起した作品だが、
終盤に盛り上がりが無いし⤵︎
脚本の不備なのか、自身なのか、観終わって釈然としたか⁈は疑問。
見どころとして、中々豪華キャスティングではある。
最初から公開映画制作だったら 重厚 な作りになったのかもしれない。
あと、足らないモノと言ったら例えるなら
【ユージュ◯ル・◯スペ◯ツ】みたいな 不適さ かな。

色々垂れても
一見の価値はあった。
こぅ

こぅ