本作と続編が共にアカデミー賞の作品賞を受賞している凄すぎるシリーズの一作目。
学生の頃に鑑賞したときは、わけが分からなかったのですが、改めて鑑賞して本当に良かった…。(何事も適切なタイミングがある気がします…。)
シリーズ3作を一気に鑑賞しましたが、個人的にはこの1作目が一番好みでした。
なんと言ってもマーロン・ブランド演じるゴッドファーザー、ヴィトー・コルレオーネが魅力的過ぎる…。
尻上がりに面白くなる作品とか、逆に尻すぼみ気味の作品とか色々ありますが、本作はどこを切り取っても面白かった印象で、妻のくだりを観ても、ヴィトーとどこか対照的で危ういマイケルの"成功譚"とも言いがたい逆襲劇が、スッキリしつつもどこか切ない絶妙な空気感を作り出していて、本当に凄い作品だと思いました。