このレビューはネタバレを含みます
不倫が匂ってくるような行動を許容するのが「大人の恋愛」だと言うなら、自分はまだまだ子供なのかもしれない…。
映画館にて鑑賞。
アーサーが良い奴なんだけど、もっと主張して良いし、主張するべきだと思う>>続きを読む
「100分で名著」でドイツの哲学者ハンナ・アーレントを勉強したことで気になっていたアイヒマンの裁判を編集したドキュメンタリー作品。
映画として面白いかと言われるとそうでもないが、興味深い内容であった>>続きを読む
シリーズ第20作目。
中村雅俊演じるワット君と大竹しのぶ演じる幸子の恋愛模様を応援する、寅さんキューピッド回。
若き中村雅俊がとにかくイケメンだし、若き大竹しのぶも抜群に可愛いという、眼福回。
た>>続きを読む
リバイバル上映を映画館にて鑑賞。
ピクサー作品の中でも大人向けと噂の本作。劇中のジャズ音楽も楽しい期待どおりの傑作でした。
そもそも設定とその世界を構成する演出のレベルが高く、映像や世界観だけでも>>続きを読む
小泉八雲原作小説のうち、「黒髪」「雪女」「耳無芳一の話」「茶碗の中」をオムニバス形式に映画化した作品。
ワクワクするような豪華キャストにセット…多額の予算をかけて製作され、世界的に高く評価されている>>続きを読む
75分と短めながら満足感十分の良作西部劇。
この時代のアメリカ映画を観ると、村の中での私刑(リンチ)が良く出てくる…。
劇中で語られる理由として、法的な手段だと間違いが多いなんてことを言う台詞がある>>続きを読む
「ソウルフル・ワールド」との同時上映で鑑賞。
主人公のウサギの夢である地中のマイホーム計画…。
いざ掘ってみると既に地中の中で立派な家に住んでいる動物たちがいて…あんなに心が踊った自作の設計図がどこ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
映画館にて鑑賞。
SAIONを意識して鑑賞した初めての作品でしたが、アニメ映画だから?か、さほど音の違いは分からず…。
GWの風物詩とも言えるコナン映画ですが、本作は個人的にまずまずの印象。
終盤は>>続きを読む
シリーズ第19作目。
民主主義の世の中から浮世離れしたような「殿様」との交流を描く本作。
たまたま知り合ったマドンナが殿様の探し人であったり、ややご都合主義感の強く、特にコミカルな作品となっていた。>>続きを読む
今や過去となってしまった2022年が舞台のディストピアもの。
人口増加と環境汚染による深刻な食料不足のなか、ソイレント社が「ソイレント・グリーン」という合成食品を発表するが、まもなく同社の社長が殺害>>続きを読む
アレハンドロ・ホドロフス監督作品。
予告編だけでも是非観てほしい。内容がとにかくカオスである。
面白い画面が頻発する楽しさがあるし、神秘的?なストーリーにも独特な魅力がある。
オチの俗っぽさや突>>続きを読む
死後に評価されたって、どこか虚しく、やるせない気持ちを感じてしまう…。
美術教育を受けていないアウトサイダー・アートの代表者であるヘンリー・ダガーのドキュメンタリー作品。
彼が生涯に渡り一人で密か>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
シリーズ第18作目。
本作のマドンナは京マチ子。
彼女の作品を多く観たわけではありませんが、黒澤明の『羅生門』溝口健二の『雨月物語』といった世界的な名作で最も存在感を放っていた女優でもあり、役者人生>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
ヴェネチア国際映画祭の金獅子賞を受賞したドキュメンタリー映画。
写真家ナン・ゴールディンの半生と「オピオイド危機」を引き起こしたとされる製薬会社を営む大富豪サックラー家に対するデモ>>続きを読む
囚人護送車の転落事故のどさくさに紛れて脱走する白人のジャクソンと黒人のカレン。二人は50cm程度の手錠で繋がっており、人種的な偏見から互いにいがみ合いながらも協力して脱走を試みていく…。
鎖で繋がっ>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
シリーズ第17作目。
屈指の人気回。
評判に違わない大傑作でした。
本作は「寅さんの恋」ではなく、「悪意で苦しむ人間の救済」がテーマとなっている印象の作品でした。(恋愛が主題ではない回は、シリーズ>>続きを読む
勝手に渋いヒューマンドラマと予想していましたが、思いの外内容がファンタジーで、軽く観れる作品でした。(やや序盤が退屈な印象でしたが。)
鉄道員の主人公乙松(高倉健)の人生がなかなかハードで、奇跡の一>>続きを読む
IMAXにて鑑賞。
クリストファー・ノーラン監督によるアカデミー作品賞受賞作品。
オスカーも納得の濃密で没入感満点の傑作だった。
ナチスに対する危機感により進められた原爆開発の計画である「マンハッタ>>続きを読む
シリーズ第16作目。
寅さんが勉学を志す回。
メガネをかけた寅さんが可愛らしい。
桜田淳子演じる女子学生の父親騒動は笑いもありつつ、寅さんの人情深いところも出ていて素敵だった。(寅さんの話も巧い。)>>続きを読む
切なくとも美しい家族を描く小津安二郎監督が描く「不倫劇」となると、俄然興味がそそられる。
相変わらず映画らしい劇的な展開があるわけではないが、人間ドラマとして十分に濃厚である。不倫が乗り越えるべき障害>>続きを読む
元トーキング・ヘッズのボーカル、デヴィッド・バーンのライブステージをスパイク・リー監督が映画化。
広い舞台のなかで、統一された裸足の衣装と配線のないマーチングバンド形式での演奏による自由な移動。ライ>>続きを読む
『ファースト・カウ』がお気に入りだったケリー・ライカートの監督デビュー作品を鑑賞。
閉塞感のある日常からの逃避行。
殺人も出来ず、強盗も出来ず、街から離れることも出来ない。
犯罪者にすらなれなかった>>続きを読む
シリーズ第15作目。
好きなエピソードランキングで常に上位入りする屈指の人気回。
リリーに対する寅さんはどこか余裕があって、二枚目なんですよね…。
蒸発したサラリーマン兵藤との旅から始まり、リリーと>>続きを読む
映画館にて鑑賞。
大自然の驚異と異文化ゆえの衝突により、徐々に狂気に落ちていく男の人間ドラマが描かれる。
鬱々としたストーリー(見応えはある)の魅力はともかく、雄大という言葉ではとても足りない、火と>>続きを読む
黒沢清監督作品。
『CURE』で同監督を初鑑賞&魅了され、『人間合格』(ヒューマンドラマの皮を被ったなにか)でよく分からなくなり、本作を鑑賞したことで更に謎が深まってしまった。。
『CURE』っぽい>>続きを読む
シリーズ第14作目。
寅さんが赤ん坊を背負って帰ってくる回。
ただ、赤ちゃんを引き取りにとらやに来た際の父親の態度が許せず、お姉さんがしっかりしていたとしても赤ちゃんの将来が心配な気持ちが拭いきれな>>続きを読む
「燃ゆる女の肖像」のセリーヌ・シアマ監督の最新作品。(2024.4時点)
時代を越えた女の子同士の交流という意味では『思い出のマーニー』に通する部分もあったけど、本作はより素朴な印象を与える作品で、>>続きを読む
このレビューはネタバレを含みます
学内の人気者、桐島が部活を辞めることで生じた波紋が学内の閉鎖的とも言える人間関係に与える影響を、各生徒ごとの学生生活を多角的に切り取ることで浮かび上がらせている。
見事な構成の作品と言わざるを得ない。>>続きを読む
シリーズ第13作目。
島根の温泉津にて共に働いている絹代さんと所帯を持ちたいと考えて柴又に帰ってきた寅さん。
寅さんが具体的に所帯を持ちたいと意思表示するのは珍しいので、相当良い関係だったのだと思わ>>続きを読む
予習のために『オッペンハイマー』の直前に鑑賞。
映画的な画の面白さや演出の楽しさは皆無なので、映像作品としての魅力は低いものの、『オッペンハイマー』を鑑賞するうえで、事前に観ておいて良かったと思えた>>続きを読む
シリーズ第12作目。
とらや一家の九州旅行により、寅さんがまさかの留守番をすることになる回。
タコ社長の協力が温かい。
(普段は間が悪すぎて寅さんと無用な衝突を繰り返す社長ですが、なかなか頼りになる部>>続きを読む
老夫婦が殺人鬼となるホラー映画『X』の続編にして前日譚。
『X』の老婆パールの少女時代を描いた本作ですが、殺人鬼が老夫婦である点を除けば普通のホラー映画であった前作と比較して、大分前衛的な雰囲気の作品>>続きを読む
シリーズ第11作目。
シリーズ屈指の人気ヒロイン、リリー初登場回。
寅さんとどこか思考が似ているような珍しいヒロインで、寅さんと対等に近い立ち位置が新鮮で魅力的なヒロインでした。
「推し」が性加害で逮捕された「成功していたオタク」のドキュメンタリー。
映画館では極力声を出さないように努めているが、本作のあるシーンで思わず笑い声がこぼれてしまった。(周りも笑っていたので、目立た>>続きを読む
シリーズ第10作目。
ヒロインの千代さんがなんとも感じの良い傑作回。
離婚し、近所で美容院をはじめるために戻ってきた幼馴染みの千代との再会にたよりご機嫌な寅さん。
とらやの一室を間借しているインテリ助>>続きを読む
宇宙人って怖く描かれがちだけど、こんな感じで良い隣人になりうる宇宙人がいたって良いと思う!
子供の頃は特に楽しく鑑賞していたなぁ…なんて、懐かしく想いながら観ることができました。
ワクワクするBGM>>続きを読む