INOKEEE

生きてるものはいないのかのINOKEEEのネタバレレビュー・内容・結末

生きてるものはいないのか(2011年製作の映画)
2.3

このレビューはネタバレを含みます

【うーん。ギャグ?w】

冒頭、病室で音楽を爆音で聴く女の子の後ろ姿から始まる。カフェでの注文のシーンなど乾いた笑いが多いような気がする。

横路世之介の脚本家、前田司郎さんの戯曲が原作。いわゆる、死というものを深く描くのではなく「死に方」というものをにフォーカスを当てた不条理演劇みたいなものかな。

監督は石井岳龍(ガクリュウ)さん。いわゆるプロに好かれる監督。かなり実験的な作品が多いらしい。

7年の空白から発表された本作はとにかくわからんが、なんか間の悪い死に方が笑いを誘う。

とにかく「えっ」となる。その次回作、「シャニダールの花」は黒木華ちゃんや綾野剛くんが出てるから結構話題になってるのでみます。

「自分が死んだら世界が終わるのと一緒じゃん?」「いやでも、自分が死んだあと、誰もいないのってなんかいやじゃん?」とにかく、今風の台詞が多く、若者や今の人間達が、突然「死」に直面したときの様子を描いている。

ラスト、画面が染谷くんの周りを回りながら、死んでいったものを映す、そして壊れ行く世界を描くことでラストにタイトル出すのはいい感じだとは思ったが、「パンクかギャグか」と予告でいってたが、ギャグでしょ。
INOKEEE

INOKEEE