フィラデルフィアの三月のレビュー・感想・評価

マリアカラスの音楽を聴く場面で、デンゼルワシントンとともにグッと深く引き込まれてしまう。

ただ、これは根拠のない漠然とした印象なのだけど、この作品のトムハンクスは、彼にとっては珍しく自分の演技に完全には納得がいってないのではないかと感じた。
役を掴みきれてないというか…。
とはいえ、模索しながらの圧巻の演技とそこに至るまでの身を削るような準備は流石。
若干漂う違和感は、アントニオバンデラスがうまく救ってくれている。

今のデンゼルワシントンとトムハンクスの共演、観てみたいな…