このレビューはネタバレを含みます
アメリカと日本の考え方が全く違っていて
お互いに無いものだからこそどちらも
輝いて見える部分があって
考え方を見つめ直すいい機会になった。
マイケルに愛を伝えられたさくらは
何か言いたそうにしていて
そんな気持ちを察した寅さんが
優しく話を聞いてあげていて
きっと幼い頃から変わらない
包み込むような素敵な兄弟愛を感じた
マイケルが来た時にさくらが
寝床の準備をしてあげたり
至れり尽くせりな姿は
マイケルも心を打たれたように
日本人から見ても素敵な文化であり
姿であり鏡だなぁと思った
博が言葉に出さなくても
さくらのことを愛してるのは
見ていて感じるがそういった心に
秘めた気持ちがアメリカ人には
伝わらず、だからこそアメリカ人は
言葉にするということに視点を向けると
一挙手一投足に意味がこもってるなぁと
感じた
寅次郎が帰ってきた時と
マイケルが帰ってきた時とで
とらや一行の反応の暖かさは違う気がするが帰ってきた時は好きなものを作ってあげるおばちゃんの姿はマイケルのことも子供のように思ってるんだなぁと
心の広さを感じた。
初め寅さんが帰ってきた時のさくらの
花が咲いたような表情が
帰ってきたことへの嬉しさを
充分物語っていて言葉にしなくても
心から帰りを望んでいるんだな
ということを感じた。