巨匠アンジェイ・ワイダ監督作品。
これを80代で作ったのか。
魂がこもった渾身の映画です。
ワイダ監督は、劇映画としてつくったものの、ワイダ監督の家族の物語と民族の物語が混じり合った作品になっています。
虐殺現場や状況も映像で再現されます。
1939年、第二次世界大戦初頭、ソ連軍の捕虜となった1万数千名に及ぶポーランド人将校が軍用列車に乗せられ、東へと運ばれていった。
そして、翌年にソ連領のカティンでポーランド人将校の多数が虐殺された。
そのなかにワイダの父がいたという。
家族は、戦後もその死を信ぜず帰還を待ちつづけた…