ろまらん

愛の記念にのろまらんのネタバレレビュー・内容・結末

愛の記念に(1983年製作の映画)
4.2

このレビューはネタバレを含みます

いいじゃないですか、驚きました。
幼く可愛いサンドリーヌボネール演じるフレンチ思春期レアリズムかなとか思ってたらだんだん凄いことに。ピアラは昔カンヌで大論争になった作品見て全然わかんなかった以来。長い間勘違いしてたんだな、見直したい。
お父さん役でいきなり娘叩いて怒ってる。夜中の優しい会話もびっくり宣言込み。やっと訪れた平和な家族ディナーに乱入してデザート食べて辛辣な批評始める。すごい。やっぱり只者ではないな。自分の人生は守りつつ可愛い愛娘のお見送り。原題から深く考えたい。
情緒不安定なママも、彼女を支えるお兄ちゃんも微妙な嫉妬も入って妹しばいて家族の修羅場。この役者さんいつもはコメディで面白い有名なマネージャー。笑えるぐらい激しい喧嘩茶飯事。嘘がない。ジャンピエールはシリルコラールだったのか。
何しろ全編ボネールがすごいし。人を愛するなんてまだ全然わからないようで大事なことはわかってるようなぐちゃぐちゃの感情丸出しの正直さ。ほんとに笑っちゃってるみたいな可愛い笑顔と輝く身体の美しさ。ファーストシーンはベスト入り確定だな。
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