Kuni

名犬ラッシーのKuniのレビュー・感想・評価

名犬ラッシー(2005年製作の映画)
4.2
猫派ですが、犬や動物大好き💕
そして子供の頃、世界名作劇場のアニメで観た事なかったので、私1人で鑑賞。

単なる人間と動物との感動作ではなく、色々な背景が描かれていて、思ったより深みのある作品だった。

舞台は1930年代、イギリスのヨークシャーにある炭鉱の町。

テーマとしては、
•ジョーという少年とコリー犬ラッシーとの絆

•貧しい労働者階級と富裕層の貧富の差

•どの階級でも父親は戦争に駆り出される時代背景

•動物と人間の関係性

•ジョーと両親の家族愛


父が失業して、飼い犬ラッシーを手放すことになったジョーの一家。

ある富裕層が買い取るのだが、何度もジョーの元へ帰ろうとするラッシーが切ない😭

遠く離れたスコットランドから、色々困難を乗り越えて走り続ける。

途中、動物にひどいことをするタイプの人間に遭遇して、怒りが湧き、悲しい出来事も起こる。

そんな中、ラッシーを尊重して接する旅芸人との出会いには心打たれた。

「犬は人間の言葉がわかるのに、犬語のわからん人間が偉そうにしてる」

貧しいジョーの一家に、どうか幸せを…

祈るような気持ちで観ていると、ラストのクリスマス🎄に心温まるプレゼントが訪れました。

じんわり感動🥹心洗われる作品でした。



<インテリア解説>
−ジョーの家−
炭鉱の労働者が密集して住む家並み。イギリスの片田舎の内装で、質素な暮らし。

•ステンシルのような手描きの花柄壁紙。

•古びた濃い茶色の家具

•キッチン小窓には、カントリー風のグレーのチェックカーテン。
ホーローのシンク。

•照明は、どの部屋もサイドテーブルに置いた真鍮のオイルランプだけ💡



−ラドリング卿の豪邸−
豪華な英国クラシック&アンティークインテリア。

●ヨークシャーの家

(2階洋室)
•暖炉と彫刻の入った白のマントルピース

•ダークレッドのベルベット地のソファ🛋

•燭台のようなテーブルランプと、ブロンズ像がフリンジ付きの布シェードを持ち上げてるデザインのテーブルランプ💡

•白地にダイヤ柄と花柄を組み合わせた壁紙。

•左右対称のコンソールには、美しい蝶🦋の標本が飾られている。

•壁には、燭台にキャンドル🕯型のブラケットライト💡


(2階ダイニング)
•グレイッシュブルーの壁紙の中央に、真鍮のダイナミックな彫刻の飾り棚。

上には、大きなシルバーの彫刻された皿が3枚飾られている。

•10人以上座れる、アンティークの長いダイニングテーブル&チェア。(ダークブラウン)

•キャンドル&燭台🕯型のテーブルランプと、フリンジ付き布シェードのテーブルランプ💡


●スコットランドの家
アンティークの階段には、大きなステンドグラスの窓。

(ダイニング)
•ゴールドのダマスク柄のカーテン&ゴールドの装飾タッセル。繊細なレースカーテン。

•窓辺には、等身大の中世騎士の像が2体。

•アンティークのダイニングテーブル&チェアと、ラドリング卿用の王座のような背もたれの高いチェア。

•ブラウンのダマスク柄の壁紙。
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