よだれどり

シカゴのよだれどりのレビュー・感想・評価

シカゴ(1937年製作の映画)
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傑作災害映画。前半はショーのシーンなどかったるいのだが、火事になってからが物凄い。巧さを感じるというよりも炎、避難民、消防団、牛、とそれぞれのエネルギーがぶつかり合うスケール感。目を引くショットがポンポン出てくる。前半はぬかるみ、洗濯、酒場、飼い葉桶と水が散りばめられていて、牛が蹴飛ばす牛乳とランプが対比する。ラストは火事と川両方が収まるショット。よくある年月が経つ表現を洗濯桶の泡で表現するのはスマートかつユニークで冴えていた。
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