ちゃんしん

リンカーン弁護士のちゃんしんのレビュー・感想・評価

リンカーン弁護士(2011年製作の映画)
4.6
大切なはずの倫理観。

面白い!
計画的犯罪者と利用された弁護士のせめぎ合い…。
なかなかの展開で良かった。

やっぱり司法に携わるものはこういう倫理観を持っていないと…。
弁護士も裁判官も検事も何をしてるのか?が分からないのが現状。

法というものは、100%の善悪を判別出来るものではない。
出来るだけ善悪や正疑を判別するための言わば道具、指針でしかないはず。
その道具を使って弁護士と検事が証拠に基づいて議論し、その議論から裁判官が善悪を判断する…。
それが裁判というものだと思う。

しかし、今や、裁判は法を犯したと言えるのか?という論点に集中され、裁判官の仕事、罪の判断さえもそれに振り回され疑問に思えることも多い。
事件結果に善悪があるなら、裁判の判断も善悪がなければ整合性がつかない。 その整合性を保つように司法に携わるものには倫理観が求められている。

今の司法に携わるものには、年に一回の倫理観検査をするべきだし、反社会的勢力との癒着も断ち切らせることが必要だろう。
司法がしっかりとしないと、社会が滅びる…。
それだけ、凄い役割を背負っている。

良作。
ちゃんしん

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