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プラン9・フロム・アウター・スペースのZnGaGeのレビュー・感想・評価

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爆弾から始まり手榴弾、しまいには水素爆弾まで作ってしまう人類の終わらない軍拡競争に批判の声を上げる社会派映画です…嘘ではない。


言わずと知れた「史上最低の映画監督」ことエド・ウッドの代表作である本作。Amazon Primeに登録されていることを偶然発見し、上記の評判をすでに耳に入れていましたのでどんなもんじゃい、と張り切って鑑賞しました。
様々な要素を詰め込んだ結果全部が中途半端になったであろう支離滅裂なストーリー、明らかにカンペ見てる敵のボス、同じ場面なのにカットごとに昼と夜が激しく入れ替わる…等、「なるほどこれが例のやつか」と歴史の資料を眺めるような気持ちで見ていました。
これだけだとツッコミどころが沢山のバカ映画だと思えるでしょうが、この映画の8割は虚無でできておりきちんとつまらないです。

その名が知れ渡っていることもあってこの映画を見るのはモノ好き、その中でもゲテモノ好きでしょう。あなたの好きな「時間をドブに捨てる感覚」が待っています。最後まで見るつもりなら眠ってしまわないように体を起こした状態で楽しみましょう。
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