どーもキューブ

チャップリンのエスカレーターのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

3.8

このレビューはネタバレを含みます

チャップリンのエスカレーター



1916年、ミューチュアル社第1回作品。
監督チャールズチャップリン。


チャップリン初期を見るシリーズ。
今回は「原題、the floor worker」
shop floor workerで現場作業員だそうです、辞書より。

ちなみにビデオ化の際「チャップリンの替え玉」で発売。蛇足ですが、私が高校時かな?書店のはしっこでみつけたパワースポーツ産のビデオを初めてかったチャップリンVHSがこれ。3000円くらいだったかなあ。

調べると他邦題「エスカレーター」「デパート成金」で上映されていた模様。

今回舞台は、デパート。

チャーリーは、ふらふら大迷惑お客さん。勝手に歯を磨いたり、商品を乱暴に扱いやりたい放題。

替え玉、だけにチャップリンと瓜二つの方登場。ひげ、山高帽子、格好そっくり。その方、ロイドベーコン。チャーリーに「入れかわってくれ!」と頼みます。

この似たもの、替え玉設定は、中編「のらくろ」の貧乏人・金持ちチャーリーに受け継がれます。

ロイドベーコンは、デパートのお金を盗もうとする従業員。ちなみに、この出演しているロイドベーコン、のち監督になりベティディビス作品等々立派な監督さんになってます。びっくり!

この物語ほとんど出る人悪人ばかり。
お客は万引きしまくり(笑)

物語もゆっくりすすみ20分弱ですが、安定したおもしろさがある。初期の支離滅裂はなくなり、少しづつ積み上げていく感じがみうけられる。

チャーリーは、いつの間にお客からフロワーワーカーに替え玉犯罪入社。靴みがいたり、ちょっかいだしたりします。

靴売り場の感じは「チャップリンの道具方」でもありますね。今回は動く梯子に乗り、踊りながら、すべりながら蹴りをいれてます(笑)

今回の道具ギャグは、エスカレーターと冷水機のような水飲み機械があり。
このエスカレーター、デパートは、「モダンタイムス」でまるまるギャグ再リメイクされる。

ラストのエスカレーター追いかけっこも「モダンタイムス」へ進化。
水のみ機械は、のちの「チャップリンの霊泉」とか18番の酔っ払い芸につながる。

エドナパービアンスは、事務方。

あとエレベーターが、さり気なくでますが、これも「給料日」の最初の建設現場の昼食シーンにギャグ進化します。

ラストは全く収集つかず。

チャーリーが、沢山のお金を見て、つかんで、お金は素晴らしい踊りから、金が詰まったカバンにダイブする
この場面だけつかわれたCMがありました、エーザイの薬のコマーシャルで使われました。

この頃は、中、長編にまんまギャグが使われていきますね。この設定まんま「モダンタイムス」のポーレットゴダートとのランデブー場所に生きていきます。ギャグは、ねりあげられてます。

いやあオモロかったです。

さて
チャップリンの替え玉デパート店員
チャップリンのエスカレーター

ぜひぜひ
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