どーもキューブ

オッペンハイマーのどーもキューブのネタバレレビュー・内容・結末

オッペンハイマー(2023年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

ノーラン監督の物理学者、オッペンハイマーについて



シンコピー提供
原作カイハード「オッペンハイマー『原爆の父』と呼ばれた男の栄光と悲劇」
音楽ルドォヴィグゴランソン
製作脚本監督クリストファーノーラン。



大好きな監督クリストファーノーラン。新作を 撮影してる、ツイッター情報。なんと原爆の話 ?!からの日本上映中止騒ぎに。まあ 見えない報道規制的2024だけにあるかもとおもたら、「ビターズエンド」さんが配給決定。

からのオスカー受賞ニュースみてたら、まあノミネートの嵐の本作。そして数多くの受賞。

え~ノーラン監督賞受賞したの!(マーティンスコセッシにあげてよ!と思った。)

時たち、2024/4月中旬。
3時間、原爆!そんなんに興味1ミリもないけど、意を決し見に行ってきた。
眠くなるのか?
日本と核は?
描き方、展開は?
ときになりきになりイオンシネマ新潟西でみてきた。




3時間は感じたけど、上回る素晴らしいモンタージュで、物理学者 オッペンハイマーを魅せていく ノーランドラマになっていました。

ラストは涙すら出ていました。数カットの表現でしたが素晴らしく涙腺な緩みました。

彼の塗りかためられた処遇から功績を称えた授賞式のシーンで涙だった。

物語は、重層的に展開。だが、私みるにそんなに複雑さは感じなかった。それより、オッペンハイマーを、めぐる歴史事象、歴史人物関係性、科学的事象が判らなかった。

が、まあ本作、アカデミーを撮ったキリアンマーフィーを見つめる映画にふさわしい素晴らしい演技!必見!

顔がしっかりやつれたり、ヤル気にみちたり、悩んだり、泣いたりと常に冷静なんだけど、物理学者オッペンハイマーを見事に演じわけていた。キリアンだげで私は充分に感動した。
「ダークナイト」でバットマンにボコられる悪人から格があがったキリアンマーフィーだ。


 見所は、オスカー授賞のロバートダウニーJrにもあった。オッペンハイマーと敵対する人物になるのだろうか?ダウニーも念願の授賞演技を冷静に頭皮薄めに熱演していた。よかった!

私にとっては、「レスザンゼロ」「ピックアップアーチスト」からみてきたダウニーの受賞が嬉しかった。「アイアンマン」からの方は、ぜひ!若手のダウニーもみてね。もともとスタンダップコメディ、「サタデーナイトライブ」にも出演した事あるコメディアンでもある。だから「チャーリー」でオスカーを逃してから麻薬中毒まっしぐらに堕落、俳優引退まできて、からの「アイアンマン」「アベンジャーズ」からのオスカーなんで、ながいながい道のりだった。

あとオッペンハイマーの奥様役 、エミリー・ブラントがまあよかった。素晴らしい 形相でオッペンを叱咤叱咤叱咤からの蹴り上げをする、妻を演じていた。


マシューモデイン、勿論「フルメタルジャケット」リスペクト出演にほかならない。ノーランは、必ず このレジェンド好きな作品のあの俳優でてもらおう枠がある。


忘れてはいけない「戦場のメリークリスマス」のローレンスが今度はアインシュタインなんだから嬉しい訳なんだ、 ノーランのくすぐるようなレジェンド枠。
髪型と髭はよせてるアインシュタイン、顔はローレンス。「戦場のメリークリスマス」のローレンスことトムコンティ。『ハアラアグゥンソオ~』と片言の日本語が、きこえてくる

ラミマレック、ケネスブラナー、ケイシーアフレック、ゲイリー・オールドマンまでさらりと出演。わりとがっつりとマッドテイモン出演。

公開まで揉めた日本で公開していいの?問題。
さすが、ノーラン。被曝の日本をみるオッペンハイマーを描いたり、開発からすぐ投下された事実にびっくりした。超はやいでやんの日本投下に。

度々、繰り返す爆音、ぼーっとするオッペンハイマーを入れて苦悩を表現していた。

みている最中、これは「ガンジー」「JFK」に匹敵する作品だなとみながら思っていた。

いつの間にか物理を追い求めていたら、物理学者の統率者になっていて、アメリカの政治人になっていた3時間をみる映画だ。


さて
物理学者オッペンハイマーについて

是非、 よく寝て、体力つけてからご覧ください。会話劇て魅せるオッペンハイマー劇場、散々 悩んだけど御免ノーラン!とっても素晴らしい骨が太い、力作だった。


フィルマークス版追記
いやあ見事でしたね。ノーラン監督のインタビューとかオスカー記事とか読もうと思ってるんだけど。
とにかくキリアンマーフィーがよかったなあ。こんなにイイ役者だったんだねぇ。
まあある意味ノーランの伝記映画で1本なんだけど、「テネット」全然好きくない作品だったんで心配したわけなんですよね。
「インターステラー」でノーラン監督!あなたは、やりたい放題ある程度大丈夫です監督の称号を得てる感じだったんで(私見妄想)

今回きっと自分の会社からかなり持ち出しで製作、やりたい放題したんじゃないかしら。

あの原爆製作の土地にCGと大規模セット両者ぶちこんだのは、間違いないと思ったよね(ノーラン監督の必殺技、アナログな超大規模セットぶったて)

 裁判というか、尋問から紐解いていく感じ、ちょっとフィンチャー「ソーシャルネットワーク」を思わせる展開だったともいえる。

やはりオリバーの「JFK」みたいとみながら思ってきて、
ラストもしっかりもぬけの殻工作にはめこまれ、ラスト、キリアンのやせほり笑顔に涙ぐんじゃいましたよ。

日本はあくまでも影響、最小限描写で、オッペンハイマーをめぐる核リンゴ生んで、食べたら、しっかり爆発して、偉人になった物語でしたね。

やっと好きな作品になったんで、ホットしたのもありました。

眠く全くならない、核をめぐる状況、アメリカ、なによりオッペンハイマーの家庭内不倫含め、赤裸々に描かれていてよかったなあ。

椅子の絡みよかったなあ。
理系の男ドラマでもあるよね。
もう一回みなくていいけど
(みるなら「インターステラー」みるわ)
アメリカ映画の歴史大河系みれる方なら全然わかる映画じゃないのかなと、。 

とにかく脚本!ふっと! 
理系のネタも比較的ソフトめ(ここがこねくると難しい映画になる。だからノーラン自身で書いてるから素晴らしいよね)
俳優の映画しっかり

3時間なんで
ノーランファン
伝記映画ドラマファンは!
是非ご覧ください!

10億円ヒット!ってニュース流れてたけど、やはり凄いよね、3時間だもんね!
そう考えると凄いよね!

私にとっては、改めてノーラン好きーになれたんでホッとした「オッペンハイマー」体験でした。

追伸
ずっとエックスでオッペンけしょーしん(化粧品)、オッペケペー節とヤジり、見る足を遠ざけていた、自分からノーランに謝罪します、御免なさい。
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