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男はつらいよ 寅次郎の告白のtakakageのネタバレレビュー・内容・結末

3.6

このレビューはネタバレを含みます

第44作。満男3部作完。

満男3部作とはいえ、今作は寅さんの見所が多目。

夏木マリみたいに、水商売感たっぷりな美人が見せる弱さと娘への愛は泣ける。ゴクミ、初めて出てきたときは神々しさすらあって、2回目の時すでに「ん?顔がなんか角張ってきた?劣化?」と思ったが、今作ではさらに磨きかかってた。神秘的な瞳、、

今作は前の2作よりも寅さんもなんか元気な気が。渥美さんの体調がよかったのかな?それにつられてキャストの皆様が前2作より若返ったような?

お聖ちゃん、一度は寅さんよりイケメン選んどいて、今更寅さんに言い寄って振られたからって手をつねるとかヤバス。

満男の情けなさ、芋くささ、絶妙に良いな。砂丘の転がり方とかも全力で行くし。

そして年始のメイキャップしたさくらがあいも変わらず美しい、、、さすが最大のマドンナ、、

できれば添い遂げさせてやりてえなぁ、、しかし、残念ながらそうはいかない!
いいか、恋というものはな、長続きさせるためには、ほどほどに愛するということを覚えなきゃいけない。ところが、若すぎる満男にそれはできない!
あの薄汚い小屋が会社かい!?
タコ「十年後、上等なワインになったりしてね」
→おいちゃん「そうしたらお前の墓にかけてやるよ」
→おばちゃん「泣きながらね」
満洲くんだりまで駆け落ちしたりしてな
泉ちゃんの話を聞いて反省したなぁ。あんなババアでも、一人の女性として見てやんなきゃなぁて。腰巻でも買って送ってやるか、あのクソババアに
そんな方程式を解くようにはいかないんじゃないか?男と女は。あのおじさんはね、手の届かない女の人には夢中になるんだけど、その人がおじさんのことを好きになると、慌てて逃げ出すんだよ。綺麗な花が咲いているとするだろ?その花をそっとしておきたいなって気持ちと、奪い取ってしまいたいという気持ちが、男にはあるんだよ。あのおじさんは、どっちかというと、そっとしておきたいなって気持ちの方が強いんじゃないかな
おじさんは寂しくないの?
→馬鹿野郎、俺は男でい。寂しさなんてな、歩いてるうちに風が吹き飛ばしてくれるわ
再婚だって、あんたが嫌なら諦めるわよ!あんたのがうんと大事なんだから。だから、ちゃんと自分の気持ちを言ってよ
バカね、お兄ちゃん。何やってるんだろ、いい歳して
私の恋の激しさと言ったら、トラなんか問題じゃありませんでしたよ(御前様)
オジキとしてな、当たり前のことをしたまでだよ
キリン堂のセガレの結婚式?あいつもとうとう年貢の納め時か?かわいそうに笑
満男のやつ、黙っててくれたか。あいつもだいぶ成長したな
おじさん、世の中で1番美しいものは恋なのに、どうして恋をする人間はこんなに無様なんだろう。今度の旅で、僕がわかったことは、僕にはもうおじさんのみっともない恋愛を笑う資格なんかないていうことなんだ。いや、それどころか、今の僕には、恋をするおじさんの無様な姿が、まるで自分のことのように悲しく思えてならないんだ。だから、僕はもうおじさんを笑わないことに決めた。だっておじさんを笑うことは、僕自身を笑うことなんだからな
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